教科書を読め
- Saito Shigeru
- 2021年6月19日
- 読了時間: 2分
吾妻から前橋女子高校、高崎女子高校に合格させている齊藤塾です。
実力テスト塾内上位生の結果を掲載しておきます。
(個人が特定されないよう、配慮しています。)
塾内1位 478点
塾内2位 459点
塾内3位 447点
塾内4位 440点
塾内5位 431点
塾内6位 425点
以上の塾生はトップ校の圏内に入ってきていますね。
まだまだこれからが勝負ですが、良いスタートが切れていると思います。
前回も良かったのですが、今回順位を上げている塾生が多いですね。
7位、8位の塾生も、もうすぐ圏内突入です。
でも、
本当の勝負は夏休みですね。
(もうすぐ満席となります。)
さて、教科書の話。
中学生にとって、学業が最優先されるというのが建前だろう。
学業において、教科書がその軸になるということも異論のないところだろう。
それなのに、その教科書を端から端までくまなく何度も何度も読み返す生徒は少ない。
私の中学時代、数学の先生が毎回の授業時間の最初にミニテストをしてくださった。毎回、5問~10問程度。簡単な計算が主で5分もかからずに解けるテストだった。ほんの確認程度のもの。数学の得意な友人は勿論毎回満点だった。が、あるとき1問だけ間違えて憤慨しているではないか。教わった記憶のない問題がその日のミニテストに出て、満点が取れなかったというのだ。彼の連続満点記録を阻止したその問題とは「与えられた式の定数項を求めよ」というもの。数学の項のうちで文字の含まれていないものを定数項と言う。与えられた式の中から数字だけの項を答えれば良いだけの問題だった。5とか答えれば正解。彼はそれが解けなかった。知らなかったというのだ。「ちゃんと教科書に書いてあるよ」と私は教えてやった。
昔、群馬県の入試問題に「与えられた三角形と相似な関係にある三角形はいくつあるか」という問題が出題されたことがある。これは多くの受験生が間違った問題となった。何故正答率が低かったのか。それは、与えられた三角形と合同な三角形が図形の中に含まれていたからなのだ。
合同は相似に含まれるのか否か。
実は、合同な三角形も相似な三角形に含まれる。相似比1:1だ。これもちゃんと教科書に書いてある。普段そんな問題を解いていないだけだ。でも、教科書には書いてある。教科書には難問は載っていないし解法のテクニックもない。本当のエッセンスだけだ。その教科書にちゃんと載っていることなのだ。
だから教科書が基本なのだよ、などと言ってしまっては話がつまらなくなる。
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