応用問題が解ける条件づくり
- Saito Shigeru
- 2019年12月1日
- 読了時間: 1分
応用問題を解くためには、基本問題を見た時に「考えなくても解ける」くらいのレベルに達している必要があります。問題を見て、自然に手が動いてしまうレベル。そこまで到達している人だけに、初めて応用問題を解くための「挑戦権」が与えられます。
基本問題が解けたり解けなかったりしているレベルの人は、応用問題に手をつける資格は全くありません。そもそも、応用問題に対して失礼です。この「失礼レベル」としては、問題の解答解説を読んでもピンとこない人がそれにあたります。解答解説を読んで、腹が立ったり、感動したりできる人はとりあえず「失礼レベル」は脱していますね。
物事には順序があります。
順序通りにやらないと、人生の貴重な時間を大量に無駄遣いすることになります。「できる人」は最初からそんなことは分かっています。言われて初めて分かる人も何とか希望が持てます。言われても、頑なに逆の順序で学習している人は気の遠くなるほどの遠回りに陥ります。怖いのは、遠回りを始めると意地でもその道を進もうとする人がいることです。これは本当に怖い。「後戻りする勇気」のある人はむしろ称えたいところなのですが。若者には失敗する時間もやり直すエネルギーも十分にあるのですから。
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