「質問力」
- Saito Shigeru
- 2019年12月8日
- 読了時間: 2分
質問できるというのは大変な能力です。
「分かっていない人」は質問できません。
質問するためには、自分が理解している部分と理解できていない部分の仕分けが前提となります。相手に質問内容を明確に伝えるには、まず自分自身がその質問事項の周辺部分について十分に把握しておかねばなりません。
そもそも何を質問したいのか曖昧な人や、質問しているうちに勝手に持論を展開してしまう人など、大人でも時々いますよね。討論番組などで、司会者に「早く質問の方をしてください」と注意される人。「分かってない人」の質問は質問にはなりません。
「勇気のない人」は質問できません。
質問するにはそれなりの勇気が求められます。黙っていれば、通り過ぎる時間。静かに「受け手」だけやっていれば楽ができる場面。そこで敢えて、周りの注目を浴びるのを覚悟して質問するのです。知りたいという欲求が、恥ずかしさを乗り越えるのに時間のかかる人も少なくありません。
「こんな質問は恥ずかしい」とか「自分以外皆分かっていることかもしれない」などと躊躇しているうちにチャンスを失う。二度と訪れることのないチャンスだったかもしれないのに。
一人の鋭い質問のお蔭で、その場に居合わせた多くの人が貴重な情報を得られたリ、予想外の刺激をもらったりするものです。
豊かな質問が飛び交う学びの場。
ワクワクする刺激的な場。
学びの原点は対話です。
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