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競争原理

  • 執筆者の写真: Saito Shigeru
    Saito Shigeru
  • 2019年12月24日
  • 読了時間: 3分


「齊藤塾では、塾内テストで偏差値60代、70代の塾生が熾烈な戦いを演じています」

ということはありません。

塾内テストで、偏差値60以上の塾生7~8名の順位が毎回入れ替わり競争しているように私の目には見えてしまいます。でも、全体を把握している私の目だけにそう見えるのです。

実は、塾生はいったい自分の塾内順位が何位かということを知りません。発表していないのです。それどころか、中3生全体の塾生数も知らないはずです。塾内テストの時に周りを見渡して、おおよその数を想像するだけです。実数を知っているのは私だけです。(勿論、私の家族も知りません。)

何故か。

必要ないからです。

他人との競争は無意味だからです。齊藤塾の中3生が何人いて、自分がその中で何位かなどということは、勉強には全く関係ないことです。

多くの塾で、塾生どうしを競争させ、クラス分けなどもしているようですが。

「昨日の自分」よりも少しだけ賢くなること。「昨日の自分」よりも少しだけ強くなること。 それ以外、いったい何が必要でしょうか。それ以外は雑音でしかありません。

その戦いに他人との比較は無意味です。競争は雑念です。自分の努力で成果が出ても、他人がもっと上の結果を出したために順位が下がったり、自分はさぼったのに他人がもっと気を抜いたために順位が上がったり。そんなことで一喜一憂すること自体無意味です。

他人との競争で磨かれる部分があることは十分承知の上で書いています。 競争相手がいることで、油断できない厳しさも体験できます。 そんなことも分かっている。そもそも受験自体、他人との競争そのものですし。

そんなこと承知です。

昨日の自分と戦って一歩だけ前に進む。 昨日の自分よりも少しだけ何かができるようになっている。 これしか伸びる道はないのです。 切磋琢磨とはそういうことです。

他人との戦いが何故苦しいか。 それは、自分には他人を変えることができないからです。 自分ではどうすることもできないことにとらわれることは、苦しいだけで何も得るものはありません。 自分の外部にあるものに「とらわれている」状態は自由ではありません。 齊藤塾が目指す「自立」と対局にあるものです。

自分さえしっかりしていれば、確実に力がついて行きます。 見つめるべきは自分自身です。毎日自分自身を見つめて戦い続ければ、合格は向こうからやってきます。 自分だけを見つめる戦いを他の人はできないからです。

美味しい食事を出す店がない、と不満を持つ人がいます。 一方、どんな食事も美味しくいただこうとする人もいます。


常に自分を見つめて一歩一歩前に進む。その方が高みに登れるのです。気が付くとその高さに自分で驚くはずです。

 
 
 

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