接触回数
- Saito Shigeru
- 2021年8月14日
- 読了時間: 2分
吾妻から前橋高校、高崎高校に合格させている齊藤塾です。
接触回数の話。
受験勉強していると、
「こんなに勉強しても、試験に出るのは極わずか。他の知識は受験には使わずに終わる。恐らく一生使わない」
というような、ある種の虚しさに襲われることがあります。
特に、
受験勉強をスタートしたばかりの頃はそのように感じることがあります。
「ほとんどの勉強は無駄に終わる。だって、試験に出るのはほんの一部だから」
というような感覚ですね。
「ほとんど無駄」ということは、勿論ありません。
今日は、その「無駄」という感覚が徐々にワクワク感に変わるという話をします。
それは、
接触回数の問題。
「無駄」は、一度頭に入れたことに「再び出合うことがほとんどない」ということから来る感覚です。
つまり、接触回数があまりにも少ないことから来る感覚なのです。
再び出合うことがなかった、イコール無駄だった、ということです。
これって、
要するに、勉強量の問題でしかないのです。
教科書内容はプロ達が厳選したもの。
一つも、無駄などありません。
勉強量が少ないと、頭に入れたことに出合う機会も少なくなる。
だから、無駄に「感じる」のです。
勉強したことは無意味だった、という感覚ですね。
量を増やすことで、出合う頻度も格段に上がります。
「おお!また出合えたね」という感覚。
これを2、3回繰り返した問題はもう「友達」のようなものに変化します。
距離が一気に縮まった感じ、ですね。
親しみをもって接することができる、という感覚。
「ああ、あの問題はね・・・」と語れるようになった感覚と言ってもよい。
勿論、
このワクワク感だけではなくて、記憶を「漆塗り」することで格段に定着度が増すという経験も嬉しいものです。
量質転化についてはこのブログで何度も取り上げました。
学習の量を増やしましょう。
それだけで、ワクワク感を得られ、知識に親しみを感じ、記憶を定着され、そして何よりも意欲が増しますよ。
学習量が少ないと、これらが全てマイナスに働きます。恐ろしいことです。
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